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株高や賃上げを背景に、日本の富裕層やシニア層の消費のレベルが上がっている。特に高額なサービス、コト消費が好調で、ホテルのスイートルームや高級輸入車のシェアリングサービスが伸びている。
富裕層壱バウンドの増加により、日本でのレンタカーサービスでは高級車の需要が増えている。さらに、カーシェアリングのサービスでは高級輸入車の需要が高まっている。三井不動産リアルティが運営しているカーシェアリングサービスでは、メルセデス・ベンツのCクラスを都内で20台配備している。この車種のレンタル代は他の乗用車に比べ時間料金が2倍弱高いにもかかわらず、重要は増えている。
ホテルでは、客室の平均単価が前年同月よりもアップしており好調の一言だ。ゴルフの名門コースでは会員権の需要が伸びており、業績が改善した法人だけでなく個人の富裕層の会員数も回復している。
レジャーなどコト消費にお金を振り向ける流れが続き、ブロックチェーン技術が進めば進むほど、富裕層間のダイレクトな物々交換などのビジネスも登場してくるだろう。