石川県は2018年度、金沢港への新たなクルーズ船の誘致と同港発着クルーズの定着を図るため、海外見本市に単独出展するほか、海外の旅行会社を対象としたセミナーを開催し、より多くの船会社を誘致し安定的に旅行を提供できる体制を強化していく。
県はこれまで、日本海や瀬戸内海五港と連携し海外でセミナーを開いたり、米国で開かれる世界最大の見本市に出展したりと積極的に活動してきた。金沢港の認知度が高まってきたことから、ポルトガルで九月中旬に開かれる欧州最大の見本市に単独で出展する。
近年は、船会社が自ら運航するクルーズに加え、旅行会社が船を借り上げて旅行を主催するチャータークルーズが増加。日本での実績が豊富なオーストラリアの旅行会社を招聘したセミナーを開き、新たな誘致へとつなげていく。県によると、金沢港の寄港数は年々増え、今年は大型船や欧米豪の富裕層の利用が多いラグジュアリー船やプレミアム船も前年より増えた。
金沢港の寄港により、県内の宿泊者数も伸びているという。金沢市内には高級料亭や富裕層が好む予約の取れない話題の店が実に多い。武家屋敷や歴史的建造物も多く、欧米豪の富裕層が満足する基盤はあり金沢のもつ魅力は計り知れない。
参照:中日新聞
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