関西エアポートは3月20日、関空では初となるビジネスジェットの利用客の保安検査や出入国手続きなどができる専用施設を造ると発表した。供用開始は6月上旬を予定している。
欧米諸国での利用が主流のビジネスジェットは、数人から十数人ほどが乗れる小型機で、主に日本国内では企業や富裕層が所有し、商談や旅行に使われている。2017に関空を利用したビジネスジェットは795便で、このうち771便が国際線を占める。2019年のG20大阪開催やラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピックなど、今後ビジネスジェットの需要増加が想定される国際的なイベントが控えていることを受け、専用施設の整備をすることとなった。関西エアポートの山谷佳之社長は会見で「利便性を高めてアピールすれば、利用を増やせる」と話した。
専用施設は、広さ約300平方メートルで、格安航空会社(LCC)が利用する第2ターミナル(国内線)の一部に設ける。保安検査場、税関や出入国管理施設のほか専用駐車場、待合ラウンジ、会議室を備える。これまではいったん第1ターミナル内で手荷物検査や出入国管理などを受ける必要があったが、これらをすべて専用施設で行うことができ、利用者のプライバシー確保や時間の短縮が可能になる。
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