トヨタ 「レクサス」ブランドのボート 19年に発売

トヨタ自動車は8日、高級車「レクサス」ブランドのボートを2019年に発売することを明らかにした。同日の横浜市で開いたボートの展示会でコンセプトモデルを披露し、19年後半の米国を皮切りに20年春には日本でも販売を始める予定だ。全長20メートルで15人が乗れるサイズとなる見込み。価格は未定だが、同じサイズのボートの相場は2億円程度とされ、富裕層を対象にした価格設定になりそうだ。

コンセプトモデルは曲線的なデザインや高級感のある内装が特徴で内装はレクサスの名にふさわしい豪華なつくりとなっている。サイズは全長13メートルの8人乗り、最大時速80キロメートルという仕様だ。市販するモデルはデザインはそのままで、サイズをより大型にし、ベッドやソファなどを置く居住空間がより広くなるようにする。通信機能を備え、操縦席には先進のタッチパネル式液晶ディスプレイが設置され遠隔でのメンテナンスを支援する機能も持たせる。

「レクサス」として投入するのは車好き以外にも魅力を訴え、トヨタのボート開発の技術とレクサスのデザイン力を融合させ、富裕層の需要を取り込むとともにブランドの世界観を広げ、価値を高めるのが狙いだ。友山茂樹副社長は「ブランドを進化させるうえで(ボート)は重要な商品」と話した。

トヨタは1997年からボートの開発・生産を手掛け、国内で900隻近くを販売してきた。ボートの購入層は富裕層でマーケティング効果も大きく、高級車メーカーがボートに参入するケースも増えている。

ルート・アンド・パートナーズでは「レクサス」ブランドのボートのようなラグジュアリーブランドに対する商品開発や富裕層マーケティングリサーチのほか、富裕層を顧客とすることを目指した企業に対する多方面の戦略コンサルティングオプションを保有しています。詳しくはルートアンドパートナーズへお問合せください。

関連記事

  1. コピー機消耗品の見直しで年間320万円のコスト削減

  2. 国際会議の開催支援に向けた地域別ガイド(九州)

  3. 「HighNetWorth Destination of the year 2018」結果発表

  4. アドベンチャートラベル視点で考える富裕層インバウンド戦略

  5. 臍帯血の重要性

  6. 海南島が富裕層ヨットの寄港場として2025年の完成目指す

Translate »