ザルツブルク 200年前の街並みを楽しめる博物館

写真:©Salzburg Museum
ザルツブルク博物館の中に、ヨハン・ミヒャエル・サットラー(1786−1847)という画家が描いたパノラマ画が展示された博物館があります。長さ26メートル、高さ5メートルという巨大なこのパノラマ画は、ザルツブルク博物館へ入場せずに見学することも可能です。円形状態で展示されており、観光客は円形の中にある展望台のようなプラットホームに上がり一回りしながら当時のザルツブルクの街と周辺を堪能できます。

このプラットホームがちょうどホーエンザルツブルクの塔の上に位置しているということで、建物の屋根の煙突、窓の形、教会の塔など、まるで200年前のザルツブルクの街並みが写真で見ているかと思うほど正確に描写されており驚くばかりです。

作者のサットラーはこのパノラマ画をザルツブルクのマカルト広場にある小屋で1か月展示したのち、家族とともにヨーロッパの大都市をまわって各地で展示しました。今のように簡単に旅行ができない時代に、彼の絵はザルツブルクという街の宣伝にもなり、絵を鑑賞した人々に夢を与えました。そのほか彼の息子フーベルトの描いた世界各地の絵も展示されています。

関連記事

  1. 寝具リース・洗濯の見直しで年間260万円を削減

  2. 小型航空機の活用で地方へ外国人富裕層旅行客を呼び込める可能性は高まるか

  3. 富裕層向けラグジュアリーホテルブランドがクルーズ事業に参入、その勝算は?

  4. 那須の雄大な自然の中を走る「NIKI RIDE」

  5. JNTOの国際会議誘致・開催支援サービス

  6. 東京観光財団の国際イベント開催支援プログラム

Translate »