伊豆の生わさび一本で、ランチやディナーのみでなく、ローカルアグリカルチャーをめぐるこんな楽しい旅にできるものなんですね。水が綺麗でおいしい場所でわさびの歴史も学べるいい機会でした。全世界のシェフのみなさんにはぜひ一度体験してほしいと思いますね。
アドベンチャーツーリズムの一環として、伊豆の筏場のわさび田という
世界農業遺産に認定された場所を訪れるプランをアップデート。
もっとわさびの生産者と、わさびを起点にした様々な旅のプランを考えていこうということで
Wasabi As a Serviceの基本コンセプトのもと、様々な実証実験をしました。
世界農業遺産に認定された筏場のわさび田の見学から旅はスタートします。
日本には広いわさび田はほぼないと思われますので、その見学だけでも大きな価値があります。
筏場のわさび田にも区域を持っている、わさびのスーパージャパニーズと言ってもいい浅田さん(16代にわたってわさび生産を続けてきたファミリー)からお話をうかがいます。
農林水産省、あるいは林野庁、静岡市などから賞をいただいている方で、注目すべきはこのファミリーに代々受け継がれてきた古文書の存在です。古文書に基づいて浅田さんからわさびのお話を聞くことは、伊豆にわさび体験に訪問しないと間違いなくできないことになります。
わさびの擦り方を教えてもらうとか、西洋わさびとの違いというのはこういうところにあるんだよとか、
あるいは擦り方によって香りが全然違うことや、この強さで擦った方がいいよという細かいところまでわさびの専門家に教えてもらうと、このわさびを使ってお寿司を食べるなどの体験も今までになかった体験になっていきます。
浅田さんの奥様にリードしていただくわさび漬作りの体験。もちろん奥様が手取り足取り教えてくれます。
浅田さんの奥さんがわさびを1本用意してくれます。それはもう前日か当日の朝、取れたてホヤホヤのわさびで、時期によってはわさびを自分で取るというプログラムを設定することになります。
わさびすりおろし器も同時にプレゼントしていただいて贈呈式を行い、これからいろんな現地の食材を自分のわさびで楽しむというような周辺の体験に出ることになります。
この筏場でしか見ることができない、希少なわさびの古文書(コピー版)を購入者には特別にお土産として贈呈いたします。わさびの歴史を知るエクスペリエンスには欠かせないオンリーワンです。
近くのお寿司屋さんにて、自分で取ったわさびを自分ですって自分でお寿司を握って自分でお寿司コースを作って食べる。
単なる寿司握り体験だけでなく、食べるものすべてに自分がかかわる行程楽しんでいただく、まさに伊豆のわさび地域ならではの楽しみ方ができます。
わさびが大量にないとできないのでなかなか体験できないわさび染め。スカーフやハンカチであれば1時間ぐらいで持って帰るまでできます。海外の方にはウォールアートなどを制作してもらうコースも設定することが可能です。
伊豆は原木シイタケの栽培というのが非常に盛んで、原木に椎茸菌を打ち込んで栽培しています。
その原木椎茸の採取体験を楽しんでいただき、そのあとに自分で取った椎茸をその場で焼いて自分のわさびをすりおろして、椎茸につけて食べる非常にプリミティブな原始的な体験を楽しんでいただきます。
山の中で自分で作り上げる農業の世界は非常に好評です。
わさび+鰹節+ご飯の非常に単純な食べ物ですが、自分のわさびを自分で擦ってそのままいただくことの楽しさや美味しさをぜひ体験していただきたいです。
近くに和紙の工房が新しくできたので、和紙作り体験も楽しむことができます。
水が綺麗でわさびが育つという地域なので和紙作りもさかんだったよう。